7 ちょこっとプラスアルファ、が大切、 とんでもなく奇抜な発想が必要、というわけでもないのです

ビジネスにアイデアが大切といえば、なんだかとてつもなく大きなことのように聞こえるかもしれませんが、ちょっとした発想をプラスするだけでいい場合がほとんどです。

誰も思いつかないアイデアなんて、発明家でもなければ、そうそう思い浮かぶわけもありません。でも、発明家でさえ、いろいろなパーツを寄せ集めたり、ちょっとした不便さを解消することを考えたりして、新しい発明が生まれていることが多いのです。全くゼロからの発明ではなく、誰かがすでに考え始めていることに足りない何かをプラスしているのですね。
私の場合、北野の異人館で結婚式を挙げたいというニーズに目をつけましたが、それだけではインパクトに欠けると思いました。異人館で結婚したいと思う若者はきっと、古い形式にとらわれない人たちでしょう。そこで私は、お正月でもクリスマスでも、24時間いつでも結婚式を挙げられるようにしようと思いました。真夜中のシンデレラならぬ、真夜中の結婚式ができるのです。ふたりで新年を迎えるカウントダウン結婚式もできます。そんなニーズはないと思いますか?意外とあるんですね、これが。そしてマスコミの話題になりました。

異人館で24時間結婚式が挙げられる。

しかも若い女性の憧れである桂由美さんのウェディングドレスを着られる。黒人の運転する真っ白なキャデラックリムジンに乗ってウェディングドレスのまま異人館を一周して披露宴会場へ。そんな絵に描いたような結婚式が実現しました。驚くような低価格で写真撮影や、ヘアメイクまでパックにした結婚式です。斬新な発想だったので、新聞や雑誌にもたくさん掲載されました。
これは若い人たちの、こんな結婚式がしたい、という憧れのニーズをそのまま具体的な形にしたものです。異人館で結婚式が挙げられるというだけでは、ここまで話題にならなかったと思いますが、オリジナルな、他にはない要素をいくつかプラスしたので成功した例と言えるのではないでしょうか。
宣伝費用はほとんどいりませんでした。新聞や雑誌に掲載されたからです。マスコミというのは新しい話題を常に探しています。新製品が出た、新しいサービスができた、といえば取材に来てくれるのです。それが人に喜ばれるものであれば、こちらが宣伝しなくてもメディアが取り上げて人が集まってきてくれるのです。

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